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赤玉ハニーワイングラス

2010年01月26日



離れの古い食器棚から、見つけ出した、赤玉ハニーワインのグラス。

昭和40年代頃、ボジョレーヌーボなどという言葉さえ耳にした事はなく
ワインといえば、誰しも赤玉ポートワインを思い浮かべた。

我が家にも、確かにそのワインは存在していた。
お正月などに、たま~に母が飲んでいたような気がする。
大人の香りがする、その赤い液体は子供心にも、とても魅力的だった。

あの日の丸の様なデザインの瓶を思い浮かべていると、ふとその味が脳裏をよぎった。
言葉で表現するのは難しいが、甘いそのアルコールの飲み物の味はきっと今飲んでも、
「はいはい、やっぱりこの味でした。」と言えると思う。

味覚というものも、思い出せるものなのだな~。

私が、それをちょっこ口にしてみたのは、小学校の時か中学校の時か、
はたまた高校生になってからは、とんと覚えていないのだが、
兄がこそ~っと飲んでいるのを目撃したのだけはしっかり覚えているのである。




10歳ぐらいの時、喫茶店で、コーヒーを注文した父に
「私も、コーヒー」と言ったら、
怒ったような、呆れた様な変な顔をされ、
あわてて「やっぱり、オレンジジュース。」と言いなおした。



コーヒーとワインは、まだまだ長い大人へ階段のはるか先の方にある憧れの飲み物だった。


****赤玉ポートワインに、蜂蜜を加えたものが赤玉ハニーワインだそうです。
くしくも、今年は赤玉発売から100の年記念の年とか。***
  


Posted by 梅子 at 16:09Comments(9)昭和レトロ