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番外編 この路地の先に・・・。

2010年04月01日




昨日、我が家に舞い降りた一枚の英文のはがき。
「ん~、この悪筆は、Hちゃんだな。」

彼女からの手紙、いつも宛名は私の苗字さえない。
UMEKO SAN (実際は本名は書いてありますけど)てな具合で、まさかSANが苗字と思っているって事はないと思うのだが。なんか、郵便屋さんに申しわけない気がする。

で、消印は?



マラケシュ!!
今度は、モロッコかァ~。




この間は、アルゼンチンからで、「タンゴを習っています。」なんて書いてあったし、その前はカナダからで、確かその前は、「インドに野生のトラを見にきています。」だった。

私より、ず~っと小柄な彼女のどこにそんなパワーがあるのか、いつも感心してしまう。

しかし、いつものことながら彼女の手紙は、解読するのに3回は読み直さなければならない。というか、3回で、解読できる私は偉いとさえ思う。

だって、これが 


The で
これが、


very という感じなんだもん。
内容も、天気の話しとかぐらいだし、前後の文脈と慣れで、いつもなんとか理解している。



イギリスから、この山里の町の中学校の英語教師としてやってきた彼女を、前任の先生が紹介してくれたのが、最初の出会いだった。もう7、8年前にもなるだろうか。

年老いた母が心配だからと、たった一年で帰国してしまったが、それまで楽しくお付き合いさせて頂いた。
気さくな彼女は、よく自宅に招待してくれたものだ。インターネットで輸入したという、ナンやベジタリアンの彼女が作ってくれたインド料理はとてもおいしかった。
ただ、ヨーグルトに刻んだキュウリを混ぜて、ご飯の上に乗せた物だけはどうもいただけなかったが。(どう考えても、それぞれ別々食べた方が、おいしいだろっ!)


帰国する時
「イギリスに遊びにきてね。」
「うん、行くよ。」という会話があったわけだが、社交辞令みたいなもので、
普通はこれでおしまい。それっきり、音信不通になるパターンさえある。

しかし、彼女は、それからも何度か国際電話をかけて来てくれ、その度に
「いつ来るの?」
「いつ来れるの?」と聞くものだから、
私も思わず「じゃあ、来年の春に行くよ。」と答えてしまった。


そんなこんなで、私は花々が美しく咲き誇る季節、ロンドンのヒースロー空港で彼女と感激の再会を果たしたのだった。

つづく・・・。
  
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