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今日よりモロッコ篇 この路地の先に・・その21

2010年05月21日






その日、私たちは、西アフリカはモロッコの空の下、夜行列車に揺られ、マラケシュの町へ向かっていた。
予定では、今頃、同じアフリカ大陸でも、スペイン領のセウタのホテルでゆっくり寝ているはずだったのに、なんでこんなことに・・。



せっかく、日本からはるばるやってきたのだから、
アフリカ大陸にも、自分の足跡を残したいと思い、簡単行けるスペイン領のセウタへ渡るため、
船乗り場へ向かってその朝早く、汽車に乗り込んだ。

その時、たまたま隣の席に座っていたのが、モロッコ人の男の子、CALID。
聞けば、今フランスの大学に留学中とか。イスラム教のお祭り、ラマダンで里帰りの途中なのだそうだ。
日本のお盆や、西洋のクリスマスと同様、イスラムの人々はその時期はお里に帰り、
家族で過ごすのが習慣なのだ。

彼曰く
「スペインなんてつまんないだろう。」
「なんてったって、モロッコは最高さ!!」
「なんで、モロッコに行かないんだよ。絶対行った方がいいって!!」
みたいな事を力説するもんだから、私たちも、だんだんその気になってきた。

そりゃあ、行ってみたいよ。でも、ガイドブックも持ってないしね~。


アルヘシラスの港で、彼と別れた後、日本人の岩崎くんと出会った。
彼は、アメリカ中を旅してきて、ニューヨークからヨーロッパに渡り、今からモロッコに向かうという。
それにしても、やっぱり男の子はうらやましい。
だって、世界中を旅しながら、荷物が小さなセカンドバッグひとつ!!
彼が、持っていたモロッコのガイドブックを見せてもらったら、なんとかなりそうじゃない?!という気になってきた。
(なんとかなるかァ~?)
でもって、気が弱いくせに、思いきりの良さが時々顔を出す変な性格で
「え~い!行ちゃえ~!!」とセウタではなく、モロッコ行きの船に乗り込んだのであった。

波乱万丈のスペインの旅ではあったが、それでも今までは計画にのっとり、行動していたのだ(これでも)
しかし、このあたりから、私達の旅は徐々にラビリエンスに迷い込むこととなっていった。

(フェリーの上で・・後ろにはうっすりとアフリカ大陸が見えてきた。)  
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