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この路地の先に・・その22

2010年05月27日

船内に乗り込むと、早速モロッコミュージックが私たちを出迎えてくれた。
はじめて聞くその不思議な旋律は、これから先に、今まで出会ったことのない異文化が
私たちを待ち受けているであろうことを想像させるのに十分だった。

うれしい事に、もう前の船で行ってしまったと思っていたCALIDに再会。

「お~、お前らモロッコに行くのか!」
   (あなたが、絶対行けと言ったでしょ)

「なら、おれの家があるマラケシュに来いよ。」
   「うん、行く!」

マラケシュというエキゾチックな響き。でも、モロッコのどの辺にあるんだろう。


しばらして、うっすらとアフリカ大陸が見えてきた時は、何か胸にじ~んと迫るものがあった。


スペインを出て2時間後、ジブラルタル海峡を渡りアフリカの玄関口タンジェに到着した。
アフリカのほんの端っことはいえ、大陸に自分の足で立つことができ、感無量。



モロッコ、チュニジア、アルジェリアはマグレブ3国と呼ばれている。
マグレブというのは、「日の沈む国」という意味だ。
日本は古来より、「日の出ずる国」と呼ばれていることからすれば、
東の端から、西の端へやってきた事になる。

ベタではあるが「思えば遠くへ来たもんだ~。」フレーズが頭をよぎった。



この港街タンジェで、ヨーロッパからやってきたバックパッカーたちは、
否応なしにアフリカの洗礼を受けることになる。
それは、尋常ではないポーターや自称ガイドの執拗な客引きだ。
これに恐れをなし、そのままヨーロッパに逃げ帰る人もいるらしい。

私たちは、幸いにも、モロッコ人の友人を得ていたことから、何なくこれをクリアし駅へと向かった。
駅で、マラケシュ行き2等車のキップを購入し、いよいよモロッコでの私達の旅が始まった。


その時は、12時間にもなる長~い列車の旅になるとは知らず・・。

というわけで、前回の冒頭となったわけです。