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この路地の先に・・その27

2010年07月28日

マラケシュのメディナの中は、このタイトルみたいに、迷路のような路地だらけ。
行けども行けども、一度迷い込むと、どこが出口やら。

途中、昨日車で送ってくれたジーンに偶然遭わなければ、本当に迷子になってた。

町を散策していると、2人の若者が話しかけてきた。


「君たち日本人?僕たちが、町を案内してあげようか?」

     「あなたたち、ガイドなの?」

「いや、ちがう。」


なら、信用できるかも。

というのは、マラケシュにうじゃうじゃいる自称ガイドという奴ほど、胡散臭いものはなく、
あとで高額な料金を請求してきたり、変な所に連れて行かれたりするから気をつけろという話を、
スペインで知り合った友達から聞いていたからだ。
その時は、モロッコに行くつもりもなかったので、聞き流してはいたのだが。

モロッコでは、本当に色んな人が話しかけてくる。
聖書の中に「旅人をもてなしなさい。」という教えがあるように、
きっとイスラムにも同じような教えがあるのだろう。
心からの親切心で、声をかけてくれる人も多いが、お金目当ての人たちもいるのは事実である。
全ての人を拒否していたら、それはただの観光名所巡りの旅になってしまうし、
全てを受け入れていたら危険な目にも会う。それを見極めるのは、自分の勘に頼るしかないのだ。

この若者たち、警官のラシッド、ホテルマンのカリムは信頼できるように思えた。
昼間は暑くて観光できないからと、夕方に会う約束をして別れた。

スーク(市場)に行くと、みんな日本語で話しかけてくる。
商魂たくましい人たちにたじたじである。

私が、この世で、一番苦手なものの一つが、値切り交渉。
観光客とみれば、3倍、4倍の値段を吹っかけてくるアジアやアフリカの買い物は小心物の私には、とても苦痛なのだ。
この時ばかりは、「あ~、大阪のおばちゃんの心臓がほしい。」と思わずにはいられない。
「そんなに高いなら、いらへんわ。」とか言って帰るふりとかしてみたい。

でも、せっかく来たんで、皮のベルトを一本と民芸品の化粧品入れを買った。


夕方、約束していた彼らと再会し、町をあちこち案内してもらった。




                     (エル・バティ宮殿跡)

ラシッドは警官ということで博物館の入場料とかも無料にしてもらえた。
(明らかに職権乱用)




                      (バビア宮殿)





博物館を出たところで、ラシッドが言った。


「あの~、僕と結婚してもらえませんか?」

     「はあ~?」