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この路地の先に・・その28

2010年09月03日

何?これって、モロッコ流のジョーク?
ここは、笑うべきところなのか?

いや~なんと返事をしたらいいのか、とっさに出た言葉は
 
    「日本で、父が待ってるから、帰らないとね~。」

「じゃあ、僕は、あなたのお父さんの為に、マラケシュに家を建てます。」
   
(ひゃ~)

一瞬、モロッコの民族衣装ジュラバを来て、マラケシュの夕日を背にカスバに佇む父を想像してしまった。

もちろん、丁寧にお断りさせていただきました。

実は、これは、私がモテたわけでもなんでもなく、とにかく、モロッコの男性はすぐ
「結婚してくれませんか?」って言ってくる、というのが事の真相で、
モロッコにいた間、何度かプロポーズされた。

断っても、特に落ち込むわけでもなく、あっさり引き下がる紳士的な態度も、なんだか、おかしかったけど。


とにかく本気なのか、冗談なのか、彼らの真意は最後までわかずじまいだった。


今は随分変わったとは思うが、当時モロッコではまだ、親が決めた結婚が多かったのではないだろうか。町にも、あまり女性の姿はなかったし。
だから、数打ちゃ当たるとでも考えていたのかな?
でも、だからと言って、そんな唐突なプロポーズを受ける人いるのかは疑問だけど。

日本では今、婚活ブームらしいが、草食系だとかなんとか言われている今時の日本男児も、彼らの積極性をぜひとも見習ってほしい気がする。

その日は、ラシッドの家でお母さんが作ってくれた、タジンの夕飯をごちそうになった。
他の友人も集まり、お互いの国の歌を歌いあったり、マイケル・ジャクソンクソンのダンスやブレークダンスを見せてくれたりして、大賑わいの夜であった。


草食系男子に辟易している肉食系女子の方々、モテモテ体験をしてみたい貴方、今度のバカンスは、ぜひモロッコへどうぞ!





カスバ