番外編 続き

2010年04月02日

よく、お母さんの話をしてくれていたので、
「お母さんに会うのが楽しみ。」と言うと。
   「マムは、英語しゃべれないのよ。」と。

彼女は、イギリス生まれのイギリス育ちだが、ご両親はインドのご出身で、
お父様は、すでに亡くなり、今はお母さんと2人暮らしだ。

家庭での会話は、パンジャビ語(インド北部の言葉だったと思うが)なのだそうだ。
まあ、こちらも片言の英語なのだからちょうどいいではないか。

サリーを身にまとったお母さんは、やさしい笑顔で迎えてくださった。




(右から、お母さんと近所のお友達)

小さいながらも、よく手入れの行き届いた庭を眺めながら飲んだ、お母さんの入れて下さった紅茶はとてもおいしく感じた。
たとえそれが、ティーパックの紅茶でも(笑)






(ラベンダーがきれい)

別れの日、お母さんは微笑みながら、私たちにお金を差し出した。
もちろん固辞したのだが、どうしてもということだったので、結局ありがたく頂いてしまった。
社会人になって以来、おこずかいをもらう事なんてたぶん初めてだったので、
びっくりで、かつ、とってもうれしかった。




おととしのクリスマス、毎年届く彼女からのクリスマスカードが来ず、
気にはなっていたものの、忙しいのだろうと思っていた。
年が明けて届いたメールには、
「去年、母が亡くなったのでカード出せなかった。ごめんなさい。」とあった。
遺灰を持って、インドのお母さんの故郷へ行くとも書かれていた。
私にとって、たった数日を一緒に過ごしただけの人であったが、あのにじみ出るような優しさを忘れることはないだろう。

一人になった彼女の事が心配だったが、今、相変わらずあちこち旅行しているぐらいだから、
元気なんだろう。

ハガキの最後は、「会いたいな~。もうすぐ、日本に行くからね~!」と結ばれていた。
え~、ホントに!今から、彼女との再会がとても楽しみだ。


タグ :イギリス

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この記事へのコメント
ハガキの悪筆っぷりにくすりとさせられ、お母様の話にはしんみり。
素敵なお友達とお母様ですね! 
Posted by いわてもやん at 2010年04月03日 10:30
素敵な出会い・・・そして別れですね。
お友達のお母さんの記憶が梅子さん残り・・・
こうやって書くことによって皆が知る事になる。
きっと天国でおかあさんは微笑んでるだろうな・・・。
Posted by パセリパセリ at 2010年04月04日 14:15
*いわてもやんさま

とっても、律儀で、やさしい人です。
今度会えるのが楽しみです。


*パセリさま

勝手に書いて、お母さん怒ってないかな。
日本語読めないから、大丈夫?!
インドから来られて、言葉も通じない国での生活、色々計り知れない苦労があったでしょうね。でも、そんな事を感じさせない素敵な方でした。
Posted by 梅子 at 2010年04月05日 22:03
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