この路地の先に・・その24
堅い座席で、ほとんど一睡も出来ないまま、マラケシュへ到着した。
CALIDが、友人に迎えに来てくれるよう電話をしていた。
「日本人も一緒だって言ったら、あいつ、日本人!?て、びっくりしてたよ。」だって。
そうそう、迎えが来るまでに大事なこと聞いとかなきゃ。
異国を旅するにあたって、とっても重要な事。
① その国の言葉での挨拶
② 笑顔
で、CALIDに聞いてみた。
「アラビア語でありがとうってなんて言うの?」
「シュクラン」
(シュクランね、これはショコラみたいで覚えやすいな。)
「じゃあ、こんにちはは?」
「アッサラムーアライクム」
「へっ?」
「アッサラムーアライクム!」
「アッサ、アッサ・・・。無理!」
モロッコは、フランス語も公用語なので、「ボンジュール」でもまあいいか。
迎えに来てくれたジーンも、車の中で、アラビア語を色々教えてくれたけど、
その初めて聞く言葉は、アラジンの魔法のランプの呪文のようで、
まるで覚えられなかった。
あとは、②の笑顔で乗り切るしかないね。
そして、着いたCALIDの家。
初めて見る、アラビア式の家にドキドキだ!
家族は、息子が連れて来た変な日本人を受け入れてくれるのかな?
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