この路地の先に・・その26

梅子

2010年07月09日 21:44

今日は、ラマダン明けの特別な日ということで、サウジアラビアで仕事をしているお父さんも、
もうすぐ帰ってくるとの事。
久しぶりに家族が集まっての団欒に、お邪魔するのも気が引けるので、
そろそろホテルに移ることにした。


突然やってきた、見知らぬ東洋人をみんなで暖かく迎えてくれた、やさしい家族。
でも、おいしい料理を作ってくれた、お母さんにとうとう会うことはなかった。
イスラム教の女性は他人には顔は見せないというが、モロッコはそう戒律が厳しい所ではないらしく、
若い人たちは、ジーンズにTシャツという私達と変わらないスタイルだったけど。

お母さん世代は、そういう戒律を守っているという事なのだろうか。
直接会って、お礼を言えなかったのがとても残念だった。

イスラムの人たちは、テロなどでとても怖いイメージがあるが、私たちがモロッコで出会った人たちはみんなやさしい人たちばかりだった。
カリッドの家族が私達をもてなしてくれたのは、彼らが裕福だったからというのではなく、
これからのモロッコの旅の中で、けっして裕福とは思えない人たちも、私達の事を一生懸命もてなそうとしてくれた。

明日も、マラケシュを出る前に家に寄れと言ってくれたカリッド達に別れを告げ、
教えてもらった安くて安全なホテルにタクシーで行くことにした。
子供たちが寄って来て、タクシーを捕まえてくれたのだが、途中、いきなり違うお客さんも乗り込んで来たのにはびっくり。乗合なんだ~!

着いたホテルは、まさしくジャマ・エル・フナ広場のまん前だった。
広場は、昔公開場処刑だった所で、今は、なんか不思議な人がいっぱいいる楽しいところだ。
アクロバットや、蛇使いなど、色々な見世物をやっていた。





水売りのおじさんは赤い衣装を身にまとい、写真を撮ったら1ディラハム要求されるらしい。
(先日BSTBSテレビでモロッコをやっていたが、10倍の10ディラハムに値上がりしていた!)
どんなに、こっそり撮ってもおじさんは気がつくとか。
http://pics.livedoor.com/u/monbab/46514
おじさんは、こんな感じ↑

ホテルの屋上に上がると、広場や街が見渡せた。



(マラケシュの夕暮、クトゥビアの影が遠くに見えた)

7時半にコーランが街に流れ始めると、それぞれの家の屋上で、祈りを捧げる姿が見えた。
昨夜汽車の中で、ほとんど一睡もできなかったので今日は、早く休むことに。
明日は、マラケシュ探検だあ!




(ロケーション最高のホテル)





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