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この路地の先に・・その10
2009年07月30日

スペイン広場から出ているカタルーニャ公営鉄道に乗り、バルセロナ近郊の町、モンセラを訪ねてみた。
モンセラは、広い田園にいきなり巨大な岩山がそびえ立つ不思議な所だ。
その岩山の中腹に人工的に作られた平地があり、大修道院が建っている。
駅からそこまでは、修道院直営のロープウエイに乗って行くのだ。
運よく修道院に入ったところで、ミサと聖餐式が始まり、厳かな讃美歌を聞き、こちらでは有名な黒いマリア像を見た。
ここのマリア像は、長い年月の間にろうそくの煤によって黒くなったそうだが、
メキシコに行ったとき、クリスマスに飾る人形を購入しようとしたら、イエスさまも、天使も黒い肌だったのには、驚いた。
初めて、日本が真ん中にない世界地図を見たときと同じ衝撃だった。
天使は、金髪に白い肌、世界地図は全部日本が中心。
当たり前と思っていたものが、実は自分勝手な価値観だったという体験を海外ではする機会が多いかもしれない。
外に出て、売店でここの名物らしいカステージチーズに蜂蜜をかけたものを食べたら、おいしかった。
ここで、マドリッドで出会った日本人の女の子に偶然再会。
彼女、手にLPレコードを持っている。聞くと、気に入って購入したらしいのだが、これから先ずっとレコード持って旅するのかな~?邪魔になりません?
こういうのを、熊本では「いらん世話」と言います。