この路地の先に・・その9

2009年07月08日

お話の続き  スペイン編



朝、なごりおしいサンチアゴを発った私たちは、夕方レオンという町に降り立った。
レオンは日本語でいうライオン。橋のたもとにあるライオンの像の前でとりあえず記念撮影をした。

次の日は、三大カテドラルのあるブルゴスへ。
そして、いよいよ寝台列車に乗り、大都会バルセロナへ旅立った。
と、ここまで私たちにしては順調に旅は進んでいただが、やはりそううまくはいかず、バルセロナ行きの列車は4時間待たされ、しかもなぜか、朝4時にいきなりおこされて、サラゴサで降ろされた!
ありえないけど、スペインではありえる、いきなりのスト突入。

そんな、スペインの国鉄事情にもう慣れてしまっていた私たちは、
「はいはい、またバスね。」という感じで、
他の乗客と一緒にバスに乗り込んだ。
結局汽車より早く着いたし、寝台車分の料金は返還してくれたので、まあ許そう。


バルセロナはさすが、都会。田舎ではほとんど見かけなかった日本人もたくさんいる。



「日本人はマナーが悪い。外国の人を見ると、外人と言ってじろじろ見たり指をさしたりする。」
と聞いたことがないだろうか?
スペインの田舎ではそんなもんじゃなかった。
物珍しそうに見られるのは当然のこと、わざわざ車をバックさせてきてまじまじと眺められたり、
子供たちからはいつも「チーノ、チーノ(中国人)」と指をさされるし、
「KARATE!」とか、「ジャッキーチェーン!」だの、「ブルース・リー」だの色々な事を言われた。

面白いのは、「チーノ!」と言われて「ハポネッサ(日本人)よ」と言うと、ちょっと子供たちの態度が変わるのだ。
「ちょっと!日本人だってよ・・ひそひそ・・」みたいな感じで。

スペインには「ハポン」という苗字の人たちもいて結構日本人には友好的でちょっと尊敬されていたりもするのだ。



黒髪の人たちが多いスペイン。私たちもよく後ろから「セニョリータ、セニョリータ。」と呼び止められた。
振り向くと一瞬、ギョっとした顔をするのだが、それでもめげずに、私に道やバスの路線を聞いたりするおばさんたちは、
ちょっと不可解だった。
見るからに外国人の私に聞かなくてもと思うのだが・・。


とにかく、バルセロナではそんなこともなく、ガウディーのサグラダ・ファミリア教会に感動したり、ミロの作品を見て回ったり充実した時間を過ごした。







この路地の先に・・その9



           スペインのかわいい悪ガキたち


同じカテゴリー(世界あちこち迷子日記)の記事画像
やっとこさ、ポルトガルへ
サハラ砂漠での一夜
サハラ砂漠
世界ウルルンみたい・・。
オアシスの町
アトラス山脈越え
同じカテゴリー(世界あちこち迷子日記)の記事
 やっとこさ、ポルトガルへ (2011-03-03 15:10)
 サハラ砂漠での一夜 (2011-01-13 10:34)
 サハラ砂漠 (2010-12-09 14:22)
 世界ウルルンみたい・・。 (2010-11-27 11:14)
 オアシスの町 (2010-10-19 10:15)
 アトラス山脈越え (2010-10-17 15:19)

この記事へのコメント
うわ~~~素敵だわ~~~~。
しかし、外国って凄いですよね。
やっぱりツアーじゃないと外国には行けないわ~~~~。
本当の迷子になって帰国出来ない・・・・。
オーストラリアのブラックタウンに行く時・・・
列車に乗ろうとホームで待ってると・・・・
皆、ドドドドドーっと移動してる。しかも、もうダッシュ
どうやら違うホームに列車が入るらしい・・・・・
私は小学生の二人の子供の手を引き・・・一緒にダッシュ!!!!
若いから出来たけど・・・・・今じゃもう無理・・・。
無謀だったなー・・・私。ちなみに英語も何も出来ません(ーー;)
Posted by パセリパセリ at 2009年07月08日 16:31
このシリーズ大好きです!スペインはイタリアの次に旅行したい国で、サグラダ・ファミリアは死ぬ前に一度見上げてみたい建物です。素敵な青春時代を送った梅子さんがうらやましい!
Posted by にょろ at 2009年07月08日 20:43
*パセリさま

うわ~パセリさんもすごいじゃないですか!
うちの子供たちも、お父さんを尊敬していました。「おかあさん、お父さんってすごいバイ!どこに行っても無理やり日本語で通して、それが通じっとバイ!」って・・・・。オーストラリア、行ってみたいです。


*にょろさま

いつも、読んで頂いているのですね。ありがとうございます♥
サグラダ・ファミリアは、見上げるだけではなく、塔に登れますよ!階段はきついですが、ぜひ!!
昔はピサの斜塔にも登れたのですが、今は確かだめらしいです。
Posted by 梅子 at 2009年07月08日 22:44
素敵ですね~。
スペイン、死ぬまでには行ってみたい!!
うらやましいです(^v^)
Posted by holoholo at 2009年07月09日 17:44
人気のスペイン編、待ってました〜♪
Posted by おちゃ at 2009年07月10日 06:53
*holoholoさま

私も、まだまだ死ぬまでに行ってみたいところがいっぱいです。今日は、イギリス人のお友達が、アルゼンチンから葉書をくれました。とても、素敵なところみたいですよ。


*おちゃさま

沖縄からのコメントありがとうございます♪楽しんでますか~?!
Posted by 梅子 at 2009年07月10日 20:59
まっさん」です。

お久しぶりです。ガウディの聖サクラダファミリア協会には、大変興味があります。その建築計画、これからの工事計画、建築工法、完成予定など、実に興味津々です。
これほどの大建築が、イタリアやドイツではなく、スペインにあるというのが不思議です。
Posted by massan at 2009年07月11日 20:37
*まっさんさま

インテリアや建築の勉強をされている方は、また違った観点からガウディーの作品を見られるのでしょうね。私は、ただすごいと単純に感動しました。
グエル公園はほんとにかわいかったし、カサミラなども素敵でした。
Posted by 梅子梅子 at 2009年07月12日 12:20
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。